フロアスタンドライト
2017-09-13

「フロアスタンドライト」

デザインのこだわりを素晴らしい技術で実現された作品

教室ではもう何年も挑戦されたことの無かった極めて難しい接ぎ手にも挑戦

 

フロアスタンド 自作

なんて素敵なフロアスタンドライト

どうしても和風建築の繊細な美しさを持つ数寄屋造りの部屋に置きたい

その場所で輝く姿を見たい!そんな気持ちにさせられてしまうデザインとつくりでした

 

木材はウォルナットを使いオイルのクリア仕上げ

 

組んだ木に金物を埋め込むことで金属が全く見えない構造でつくられています

 

繊細に組まれた四角は伝統木工技法「三方留め嵌め接ぎ」

三方から留め(45度)を合わせ、切欠きと嵌め込みを組み合わせた接ぎ手で

極めて複雑な留め接ぎのため、接ぎ手の代表格的な存在だと思っています

これを8カ所隙間無く組合すのは至難の業!!

それを見事に手作業でやってのけてしまう生徒さんの技術力に

教室ではもう伝える言葉が見つかりません

 

四角に組まれた中に入れられたのは白いアクリル板

和紙のように光を通すものを探されました

 

スタンドの脚も留めで組んだ四角の中に

もう一つ留めで枠を組み底板を入れて立体感を出されています

この部分だけでも隙間なく組むのは大変

 

技術力を惜しまなく発揮し、どこまでもデザインにこだわる

その姿勢に教えて頂くことばかりでした