6段抽斗
2016-06-27

「6段抽斗」

仏壇の下に置くために制作されました

 

抽斗 作り方
木材はウォルナットを使い、オイルのクリア仕上げ

正面から見た時に擦り桟(引出しを導くために付ける木)が

全く正面から見えない構造でつくられました

シンプルなのに6段抽斗

 

擦り桟 見えない
天板と側板はあられ組で底板はほぞ組で接合

本体の板は全て2枚の板を張り合わせてあります

 

ウォールナット あられ組
引出しの前板はウォルナット、他はメルサワ

段々段々と引き出してみましたぁ

 

抽斗 メルサワ 金物
インターネットや本でかなり探して見付けた引手

こだわっただけあってこの作品とぴったいマッチ

金物で仕上がりが全く変わりますからねぇ

 

この作品では側板を少し細く見せるために

教室では手間がかかるのであまりしない構造を採用

 

側板を細く見せる

天板と同じ厚みの側板なのに、厚みが違って見えるでしょ~

 

トリマー 掘りこみ

前板の横の出っ張りと厚み分をトリマを使って

側板の正面を掘り込んで収めてあります

 

大変な一手間ですが、その加工で全く仕上がりが変わることを

生徒さんからいつも教わっているような気がします