ウクレレづくり 今日の制作風景2017-07-05
今日は16名の生徒さんが教室に来られていました。
そんな教室での制作風景の一部
Nさんははじめてのウクレレづくりをされています。
トップとバックを、サイドに取り付けられるようにするため
ブレースがライニングに当たる部分をのこぎりで切りとり、鑿できれいに仕上げられていました。
ウクレレのトップのブレーシングは横方向に2本つけてあるものが多いですが、
今回はちょっと手間をかけてファンブレーシングで作られています。
どのような違いが出るかは出来上がって音を出してみないとわかりませんが…。
そのあとはブレースの端を鑿で削って薄くされていました。
ウクレレのトップとバックの材は2ミリ以下の薄さで、
ブレースがついていることで強度が出ているのですが強度が出る分、
材の振動が抑えられ音が悪くなってしまうので
端を薄くすることで強度と音のバランスをとるための作業です。
プロなら削った後材を叩いてみて、その音で良しあしを判断されています。
ブレーシングの種類もそうですが、それが判断できるようになるには相当な経験が必要になりそうです。
トップ、バックがサイドにちゃんと入るかの確認をされていました。
今日はバックは置いておいてトップとサイドだけを接着します。
一般的な作り方だとバックも一緒に接着するのですが、後の工程の関係でこのような段取りになってます。
隙間なく張り付けられるよう、クランプで固定して今日の作業はここまで。
次回はネックの加工をされる予定です。
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