黄色い器
2018-09-07

 

「黄色い器」

 

色を塗って黄色いろに仕上げたのではなく

黄色の木肌!「漆(うるし)」の木を使った作品です

 

大きな横木の板を旋盤で加工して

ウレタン塗装で仕上げられたお盆です

曲線と直線に凹凸が全くなく綺麗なラインで仕上がってました

 

こちらは縦木の漆で芯持ち材

木材は芯があると木の収縮率の違いで割れやすい

そのため普通は芯を外した部分を使うのですが

今回は材が小さかったので芯持ちで挑戦

 

3枚加工して完璧な仕上がりで完成した器は

保管している間に、このように2枚割れてしまいました

一枚は芯を抜いて違う木を埋めて加工したのに

それでも見事にパカっと

これがあるから木は難しい・・・・

 

割れなかった貴重な一枚

同じ木で一枚だけなぜ?割れなかったのか?

生徒さんと一緒に首をかしげるばかり

割れやすい器の形があるのかなぁと・・・

 

それでもこんなことがあるからこそ

また木の魅力に引き込まれてしまいます