都道府県知事が実施する技能検定制度の一種で、家具製作に関する学科及び実技試験に合格したものが有する国家資格「家具製作技能士」
ウッドロードとBASEの2つの教室がタッグを組み、2016年度から開講した「家具製作技能士」検定対策講座。
2019年度も国家資格取得に向けての特別講座を開催します。
この講座には鋸や鑿、鉋などの手工具のプロの使い方はもちろん、墨付け、基準面の考え方、課題の各仕口加工がより精度が出て早くなる方法など、今まで教室で培ってきた独自の技術や知識を詰め込んであります。
「2017年 講座を終えて」 本講座講師:山本義行
2017年 2級検定対策講座について
家具屋で働いていても全く手加工をしない方、木工作家さん、職業訓練校卒業生、と様々な方が挑戦され、
初めは不安な表情を浮かべていた方たちも次第に自信の表情に変わっていき、
昨年と同様受講生全員が一体となり「全員合格」という目標になり本番に望むという大きな力が生まれ、結果15名全員が合格されました。
この経験は単に合格だけではなく、約半年間一緒に戦った方たちとも繋がり、これからの経験に必ず生きてくると思います。
本当におめでとうございました。そしてありがとうございました。
講座内容は、昨年の受講生からの声や、反省点を活かし手順書作成や講義内容を分かりやすくお伝えできるよう改善しました。
手順書は伝わりやすく理解しやすい内容になっていたのですが、生徒さん達が覚えないという事態になり少し焦りましたが、最終的には内容を覚えて頂けたので、結果心強いものになったかと思います。
また、昨年の本試験での経験を甘く見てしまった事もあり、試験当日、
作業手順を迷わせてしまうという結果になってしまいました。
今後は、この経験を活かし改善に努めようと思います。
2017年 1級検定対策講座について
昨年2級を受験され、引き続き受験資格がある5名の方が挑戦されるとの事で始まり、知った顔ぶれの方たちに安心しながらのスタートでした。
初めての1級講座だったのですが、初回授業後の感想は
さすが2級を合格されただけあって飲み込みが早く感じました。
後半になるにつれて、2級より格段と難しくなる内容になんとか付いてこられ、あとは自主練や補講を頑張られ2級の時と同じく「全員合格」を目標に本番に臨まれました。
結果、5名中3名が合格であと2名が学科のみの合格という結果になってしまいました。
講義内容はややこしい仕口の墨付けは手順書を作成し、昨年皆さんが2級検定対策講座を受講した時よりも分かり易くお伝えできるよう改善しました。
そんな中、私の手順書をもとに、さらにご自身の分かり易い手順書を製作され
る方もいらっしゃって、その努力に頭が下がる思いでした。
とは言え2名の方が落ちてしまった結果を重く受け止め、今後の内容の改善に努めていこうと思います。