引き出しづくり 今日の制作風景2017-07-06
今日は14名の生徒さんが教室に来られていました。
そんな教室での制作風景の一部
Nさんは学習机引き出しを作られています。
前回の授業で加工は終えられているので、今日は鉋掛けからスタート。
まず刃を出して使えるように調整します。
よく刃を出す量は髪の毛一本分と言いますが、慣れないとこの調整は難しいですし、
鉋の台の状態によって刃の出し方も変わり毎回同じというわけではありません。
(使う度に鉋の台をきちんと調整すればいいのですが…)
刃が出ているかの確認のためいらない材を試し削りして、鉋屑がきれいに出れば実際に部材を削っていきます。
引き出しは側板と向う板はスプルース。前板はブラックチェリーを使われています。
柔らかいスプルースは削りやいのでサクサクと削られていました。
ブラックチェリーはスプルースより硬い木で削ると光沢が出てきれいですね。
鉋掛けにはご自身の鉋を使われていて、
久しぶりに鉋を出してきたけど状態が悪くないので削りやすくてよかったと言われていました。
それが終われば本組です。
前板は包み蟻、向う板はほぞ組で作られました。
組手とほぞの部分にボンドを塗って(底板には塗りません)、後は叩きいれていきます。
きっちり加工をすると手で押したくらいでは入りません。
クランプでしっかり固定した後、スコヤで箱がきちんと直角が出ている確認をされています。
ここでずれていればクランプのかけ方を変えて角度を調整します。
今回は角度がきちんと出ていたので、ボンドをきれいにふき取って今日の作業は終了。
次回は学習机の天板を作られる予定です。
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