コンソールテーブルと猫2016-01-24
生徒さん作品
「コンソールテーブルと猫」
ちょっと・・・言葉を失う作品でブログで紹介するのも大変
この構造とデザインを完璧に仕上げるなんて・・・・
木材は欅と楢を使いほぞ組で接合
四角い板からバンドソーでカットされた
すーと流れた脚の曲線と細さを見た時には
これで大丈夫?と心配でしたが、心配損でした
コンソールテーブルで壁に付けて使うので
天板は後ろを直線にされ、横と前を写真の曲線に
ここまでなら・・・・分かりますが・・・・
天板下の引き出しも幕板も曲線にしてしまいました
正直・・・・信じられません
構造も加工も「挑戦しましょう」と冗談でも言えない難易度に
引き出しの前板や構造材は、すべて四角い板から曲線にカットする
削り出しの技術でつくられ
側板に入れられた楢の薄い鏡板は
熱と水と圧力で曲げて接合してあります
これだけでも十分やり過ぎなのに・・・
それでもまだ満足されず
曲げた板に糸鋸を使って透かし彫りで猫を描き
曲げて~透かし彫り・・・・冗談は止めてください
これでもまだ満足されていなかったみたいで
引き出しを抜くと奥にも猫が・・・・
一言いわせてください!
「引き出しは抜いて使いませんよ~」
いや二言
「壁につけて使うので裏は見えませんよ~」
そんな場所にも猫の透かしがずらり
ここまでやって、ようやく満足された生徒さん
ね、言葉を失うでしょ~
伝えたいこと言いたいことが多すぎて
もう説明するのに疲れました!
自分は写真を見てブログを書くだけで十分満足です
また素晴らしい技術とデザインとこだわりと出合えました