デスクワゴン2015-09-02
「デスクワゴン」
テーブルを制作するためにタモの一枚板を
専門の業者さんにお願いして必要な厚みに大型バンドソーでカットしてもらい二枚の板に
厚みのある方の板で耳付一枚板の引き出し付デスクを制作されました
いつも通り、ここで終わらないのが生徒さん
片割れの仕上げると10ミリほどの薄い板を使って
なんと
デスク下にあるワゴンを組手と技術を駆使して制作されました
天板と側板は細かいあられ組で接合し
見えない底板も構造を工夫して強度を出し
前板と側板で見えませんが、動かし易い用に底にキャスター付き
乾燥材でまさか?自分も驚かされましたが
幅が広く薄い一枚板でつくっているので、
板の伸縮率が想像以上に大きかったのと
なぜか?同じ板なのに天板と側板に伸縮の違いが出て
ピッタリ加工したはずなのに、一週間すると全く入らないほど
保管方法も袋に入れてキッチリしていたのに
原因は最後まで分かりませんでした?迷宮入り
違う板だったら分かるんだけどなぁ??
そのため、本組するときは天板を水で濡らして伸ばして本組しました!
こんなの初めての経験
そんな状態の板をキッチリ加工し
組上げた生徒さんの技術力にも驚かされました
3段引き出しのワゴン
引き出しの構造にも工夫があり
重たいものを入れる一番下は、金物レールを使われました
これで軽く引き出せますね
塗装を机と同色のオイルを塗って
ここまで木を上手に使いきる
なかなかできないことです
一切の無駄無し
横に置かれたスツールも勿論!生徒さん作品