ベッド
2017-09-28

「ベッド」

シングルでも一番大きなサイズ

なんとも言葉で表現できない洗練されたデザイン

大きいため部分部分の原寸図を書き全てがこだわりライン

ベッドでは強度を出すのが大変な4本脚の構造

複雑なホゾ接ぎと加工技術に部材の使い方で真ん中に乗っても

たわまない強度を実現されました

木材は北海道で木材の女王とも言われている真樺(マカバ)

辺材は帯黄白色、芯材は紅色がかった褐色

この色の違いも活かせるように部材の状態から

完成を想像して墨付けされてつくられているため

クリアオイル仕上げで配色がデザインにピッタリ合っています

上下横に通る部材には

トリマで加工した凹曲線にウォルナットを蒸気で曲げて象嵌

この技法は教室でも初めての挑戦で無事成功

背もたれになる写真の部分

写真では見えませんが曲線にカットされた二本の部材に

細い角材を凹加工とビスで固定しダボ埋めしてあります

このデザインで自分が驚かされ学べたのが

上に行くほど角材の長さが短くなると

目の錯覚で曲線がより湾曲にみえること!!知りませんでした

いや~面白い

枠の真樺だけでなく、すのこもこだわりの吉野桧

心地よい香りで安眠できそうで

自分の家にすのこだけでもいいから置きたい!!

デザインに構造、それともう一つ

マンションの部屋への搬入を考えて5分割できるつくりに

ここまで全て考え抜かれたベット

生徒さんの作品とは信じられない!!

これは買えないです

作品を見てベッドが欲しくなりました