踏み台2017-12-16
いろんな木工技術を組み合わせてつくられています
材料は踏み板にブラックチェリー脚や幕板にタモの木を使い
塗装はオイルのクリア仕上げ
この踏み台は、前後の脚が斜めに傾いていることで
斜めにホゾを加工する必要があり
そのうえ前脚は途中で切れて違う部材に接いで
またそこから位置を変えて違う部材が脚になる
かなり複雑で加工も難しい構造です
手を入れて持ち運べるように
電動糸鋸で楕円の穴を開けられた踏板は
なんと!!この構造ではめったにしない
吸い付き蟻桟の接ぎ手で幕板と接合!!
大きなテーブル天板の反り止めでよく使う方法で
加工は難しく精度が要求されます
なんとこれだけの構造を完璧に加工されて
この踏み台を制作された生徒さんは
これが・・・教室初作品なんです
凄いとしか言いようがありません
初めてでこれだけの踏み台が完成した理由の一つが
生徒さんがCADで書かれた精密な図面があったからです
これだけの図面があったからこそ
難しい接手や構造に初めてでも挑戦してもらおう
そんな気持ちにさせられ、
いつの間にか難しいことを一緒に考えるようになっていました
生徒さんの挑戦する気持ちは不可能も
可能にしてしまっているような気がしました