帳箪笥
2020-03-18

 

伝える言葉が無くても誰もが素晴らしいと思う

そんな家具との出会いでした

和家具の帳箪笥(帳面や書付などを入れる箪笥)

に似ていたので勝手に名付けました

 

収集されている陶器を飾れ、自宅の隙間収納で

デザインは陶器と合う和家具をモチーフとした

家具を目指して制作された作品です

 

家具の上に陶器を置くことで

陶器は家具を、家具は陶器をお互いに引き立てあっていました

これはとても凄いことだと思います

目指してもまだまだ自分にはたどり着けない知識の領域です

ちょっとしたことで全く違うものになってしまうので・・・・

 

 

この家具では、抽斗の引手

掘り込みで、上が短く、下が長い

驚かされました。なぜこんな引手が思いつくのか?

普通は下か上の一方だけなのに

これだけで家具のデザインがガラッと変わった気がしました

 

木材はニヤトーを使いオイルのクリア塗装仕上げ

デザインだけでなく木工技術もすごいんです

写真左、上下が尖った剣留め接ぎ

写真右、面腰ほぞ接ぎ

 

抽斗の前板は包み蟻接ぎ

陶器を置いている天板も一枚の板ではなく

細い板を凹凸で組合わす本実接ぎ

 

 

多くのことをこの家具から教わりました